こんにちは、ぴぐです。
ご訪問ありがとうございます。
朝晩の気温がグッと下がり、我が家では厚手の毛布が登場しました。
木々の紅葉も、もうすぐ見頃を迎えますね。
楽しみです。
さて、今回は季節の匂いについて。
これは、あくまで私が個人的に感じていることで、これと言った断定的な意見や感想があるわけではありません。
かなり抽象的な表現になると思いますが、共感してもらえる点があると嬉しいです。
季節の匂いを感じる
春夏秋冬、それぞれの匂いがあると感じています。
もちろん、その季節ごとの花や食べ物の匂いもあるけれど、今回はその様な『固有名詞』の匂いではなく、ふとしたときに何となく感じる匂いについて、綴りたいと思います。
春の匂い
春は、冬眠していた生き物が活動を始めたり、新芽が出てきたりと様々なものが活動を開始する季節。
『啓蟄』という言葉のように、虫たちが動き出す、柔らかな命を感じる匂いがする気がします。
柔らかな命の匂いって、想像しにくいですよね。
例えるなら、少し早熟な果物というか、青っぽい匂いのような感じです。
私はこの匂い自体は好きなのですが、花粉症持ちなので「あー、ムズムズする季節だぁ。」と思って少しだけ憂鬱になることも。
5月頃に感じる匂いは『春・全開!!!』という感じなので、本当は思い切り吸い込みたいのですが、私には危険行為です。
夏の匂い
夏は気温のせいもあるかもしれませんが、もわっとした土のような匂いを感じる気がしています。
毎年大量のセミが発生する、我が家の庭木。
朝、窓を開けた瞬間セミの声と共に土のような匂いを感じると、今年も夏がやってきたと感じます。
何となく夏は匂い自体がそこに停滞している気がしていて、ふとした瞬間に感じると言うよりも、常にその匂いを感じるという表現が近いかもしれません。
秋の匂い
私が個人的に一番好きな季節です。
秋の匂いは一言でいうと、香ばしさ。
木々の葉が赤く染まり、落ち葉となる過程にも関係するのかもしれませんが、秋の香ばしいような匂いはふとした瞬間に感じることが多いです。
例えば、バスを待っているときに一瞬匂いを感じる。
外で家族と話していて、皆が黙った瞬間にふと感じる。
みたいな感じです。
私は独身時代「秋の風が吹くと、結婚したくなる」と口にしていた記憶があります。
秋の匂いは、嬉しいというよりは切ないというか、悲しい気持ちの方が近いかもしれません。
太陽が出ている時間が少なくなり、気温も下がってくるので、本能的に寂しさや防衛の気持ちが芽生えるのかもしれませんね。
1年の中で強く匂いを感じるのも、私の中では秋です。
冬の匂い
冬眠の季節。
動物も植物も活動休止ですよね。
この時期の匂いは、鼻がスーッとするような感覚で、例えるならホコリと柑橘系が混ざったような感じです。
色であらわすなら無色透明。
家庭によっては、灯油を使うところもあると思います。
幼いころは、ストーブの匂いを嗅ぐと「冬が来たー!!」とワクワクしていました。
冷え性なので、今は冬が一番苦手ですが。
最後に
季節の匂いは、言ってしまえばその季節の気温や湿度などの条件によって感じるものなのかもしれません。
専門家ではないので分かりませんが、少なくとも私にとっては季節の匂いは非常に重要で、気持ちが穏やかになったり感傷的になったりと、その時々の自分をすんなりと受け入れる材料にもなっています。
日本独特の四季を感じられる喜びを大切に、季節の匂いをシンプルに受け取ることで、今の自分の感情を再確認できる機会になると思っています。
季節の匂いの話を夫にしたことがありますが、残念ながら「分かる!」とはなりませんでした。
自分だけの楽しみとして、一番大好きな秋を存分に楽しみたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。